ホワイトニング

whitening

ホワイトニングとは

ホワイトニングとは、漂白剤を歯の表面に塗って、歯の中にある色素を分解して白く明るくすることです。歯を白く見せるには、以前は歯を削ってセラミックやプラスチックの差し歯にすることでしか歯を白くできませんでしたが、新しい技術で自分の歯を白くすることが可能になりました。
ホワイトニングには大きく分けると「オフィスブリーチ」「ホームブリーチ」の2つの方法があります。

オフィスブリーチ

オフィスブリーチとは、歯科医院でホワイトニングを行う方法です。高濃度の薬液を使用し、さらにレーザーを当てて薬剤の効果を高め、短期間で歯を白く出来ます。一度で希望の白さにならなかったときは数回通院する必要があります。
また、オフィスブリーチは短期間で歯を白くすることが出来るという反面、後述のホームブリーチに比べると短期間で色の後戻りが起こりやすいといわれています。

STEP.01
カウンセリング

オフィスブリーチが出来るかどうか検査を致します。
問題なく行えると診断された場合、歯の色の確認と、事前写真を撮ります。

STEP.02
歯科医師による診査

虫歯、歯周病等の疑いがある場合は、レントゲンを併用しての診察を行います。
部位によっては治療が優先されることがあります。

STEP.03
ホワイトニング前のクリーニング

歯を機械を使用してしっかり磨き、歯の表面の汚れを取ります。

STEP.04
歯肉保護+ジェル塗布

歯茎の周辺を保護し、漂白剤を歯の表面に塗ります。

STEP.05
光照射

約10分×3回の光照射をします。薬剤の除去と再塗布を含めると合計で約45分間程で終わります。照射時間は個人差により変わる事があります。

STEP.06
終了

最後に後戻り防止のコーティングし施術完了後の歯の色の診断を事前に撮った写真を用いて行います。

オフィスブリーチのメリット

  • ・短期間で歯を白くすることができる。
  • ・全て歯医者にお任せなので気軽。

×オフィスブリーチのデメリット

  • ・必ずしも1回で理想の歯の色になるとは限らないため、場合によっては数回歯科医院に通う必要がある。
  • ・ホームブリーチよりも色が後戻りしやすい。
  • ・真っ白な歯を望む場合には、オフィスホワイトニングでは不可能。
    (この場合には、クラウンやラミネートベニアで治療を行う必要があります)

ホームブリーチ ※当院では行っておりません

ホームブリーチとは歯の型を取り、ホワイトニング用のマウスピースを作り、その中に漂白剤を入れて、ご自宅で白くする方法です。

STEP.01
カウンセリング

お口の中をチェックし、カウンセリングを行います。このときに濃度とタイプを決定します。

STEP.02
マウスピースの作製

歯の型を採り、マウスピースを作製します。

STEP.03
ホワイトニング

日中または就寝中に、薬液を注入したマウスピースを装着し、ホワイトニングを行います。
回数・時間によって希望の白さまで白くする事が可能です。

STEP.04
メンテナンス

数ヶ月に1〜2回程度、メンテナンスのためのホームブリーチを行い白さをキープします。
※元の歯の色や状態によって、白さには個人差があります。

ホームブリーチのメリット

  • ・自宅でできるホワイトニング
  • ・自分の都合でいつでもホワイトニングができる
  • ・希望の白さまで白くする事が可能

×ホームブリーチのデメリット

  • ・自分で行うため、手間がかかる
  • ・少しずつしか白くならないため、時間がかかる(通常2〜4週間)
  • ・効果がわかりづらい
  • ・歯や体の状態によっては、ホームブリーチができない場合がある

よくあるご質問

ホームブリーチはやっていないのですか?
当院はオフィスブリーチのみ対応させて頂いております。
理由といたしましては、ホームブリーチはあくまで患者さんが主体で行うため、当院の指示から外れたやり方で行われた場合、責任がとれません。
ホワイトニングはただでさえ結果が分かりにくい治療です。
ですので、当院はできるだけ患者さんのご希望に応えられるよう、院内でのオフィスブリーチを推奨しています。
ホワイトニングには個人差がある?
ホワイトニングの効果には個人差があると言われています。
もともと歯の色が濃い方、変色してしまっている方はホワイトニングの効果が出にくい場合があります。
また、むし歯の治療などで歯が黒く変色してしまっている方や人工の歯にはホワイトニングは施せません。
コーヒーや赤ワイン、カレーなど色の濃い食べ物を好んで飲食される方はホワイトニングをした後、色の後戻りが早く起こる場合があります。タバコなんてもってのほかです。
ホワイトニングは、施術後半年から1年経過すると色が後戻りする場合があります。
ホワイトニングって痛くないの?
歯が削れてしまっている場合や歯にひびが入っている場合、歯磨きにより歯の根元が削れてしまっている場合、エナメル質が薄い場合、詰め物に隙間がある場合など歯の状態によってはホワイトニングの際にお薬が歯にしみることがあります。
正常な歯の方でもホワイトニング中に軽い痛みを感じることがありますが、一過性のものですので、通常1、2日以内に収まります。
歯へのダメージはあるの?安全性は?
ホワイトニングの安全性は、様々な大学や研究機関の発表により「人体にダメージを与えない方法」として確立されています。
ホワイトニング剤の主成分は「過酸化水素」、または「過酸化尿素」であり、米国食品医薬品局(FDA)でも成分の安全性を保障しています。
しかしながらこれは人体に対する影響を差し、歯単独で考えると副作用は少なからずあります。
ホワイトニングの副作用として最も出やすいのは知覚過敏です。
知覚過敏は必ず起こるものではありませんが、ホームブリーチで歯科医師の指示から逸脱して、回数や時間を無理に増やしたりすると症状が出やすくなります。
歯の白さはどのくらい持続できるの?
ホワイトニングの効果が持続する期間は、その方の諸好物、色に対する感覚、歯の構造などによって個人差があります。「色が付いてきたな」と思ったら再度ホワイトニングを行って下さい。